【シングル】第11回キツネの社使用構築 トリルクチート展開

5/5に行われた第11回キツネの社オフmf使用構築。







予選を254人のスイスドローで行い、6-3で予選抜けの後に本戦3回戦で負けてベスト16。

クチートを軸に据えトリックルーム展開を狙う構築であり、メガシンカ枠をクチート一枠とすることで選出の際の軸となるように構築した。





◼︎ニョロトノ@拘りスカーフ
165-x-96-142-120-134
ハイドロポンプ/波乗り/冷B/滅びの歌

クチートを主軸にした選出にする場合、相手のヒードランを始めとするクチートのウェポンが通り辛い炎に対して崩しの起点となるので採用。
上から叩けて、足りない決定力を特性で補えるスカーフニョロトノ。水の一貫性があるPTに対しては、削りからの抜きでスカーフガブリアスのような使い方もできる。

選出段階において、クレセリアクチートという並びがニョロトノを眼鏡と連想させ奇襲もできる。
ニョロトノが通り辛い並びには後述するガブリアスキノガッサの通りが良い。

メガゲンガーを抜ける最速。
ピクシーやゴチルゼルを始めとした積み、バトン系に強くなれる滅び。



◼︎ガブリアス@拘り鉢巻
183-182-116-x-105-169
逆鱗/地震/ストーンエッジ/ダブルチョップ

炎や電気に強めな物理決定力。
このポケモンほど採用理由が「強いから」とはっきり言い切れるポケモンが他にいるだろうか。

ギルガルド+@の並びに対して火力アイテムを持つことで相手に過負荷をかけられる。フシギバナにも打ち合いで勝てる。
珠でない理由は、ガルーラやキノガッサに入るダメージを考慮した結果。
後述するクチートの叩き落とすにより、相手のポリ2クレセリアを過労死させて崩すことができる。
リザードンを考慮すると意地っ張りでは使えないため陽気。



◼︎クレセリア@ゴツゴツメット
227-x-140-139-150-105
サイコショック/冷B/トリル/三日月の舞

軸であるクチートと同時選出が最もしやすい枠。
ガブリアスがスカーフでないため、ボルトロスライコウと打ち合える駒が欲しかったのでC振りサイコショッククレセリアを崩してくる地球投げ持ちの身代わりガルーラの身代わりも割れる。
クレセリアに対して投げることでトリル展開の阻害をしてくる、身代わり瞑想ライコウサイコショックで逆に分からせる。
カバルドンに対しても、Dに割いてない場合冷凍ビームが半分入る。

オフではC96クレセリアを想定したポケモンをこいつで何回か分からせたのでHCで正解だった。



◼︎クチート@ナイト
157-172-146-x-115-70
じゃれつく/炎牙/叩き落す/不意打ち

トリル下における物理決定力となり、トリルに依存しなくとも打ち合い性能がある。
HCクレセリアというピーキーポケモンと組み合わせているため、威嚇をふっかける相手をよく考えながら立ち回る。

叩き落とす+不意打ちは、出てくるヒードランをよくいる眼鏡の配分である183-126程度なら信頼できる乱数で落とせる。

指数目安は、
じゃれつく≒舞珠バレット
不意打ち≒182一致地震



◼︎ポリゴン2@進化の輝石
191-x-112-171-115-80
トライアタック/シャドーボール/めざめるパワー地面/トリックルーム

2匹目のトリックルーム持ち。
クチートをゲンガーやファイアローと1:1させたくない場合に打ち合わせてトリックルームで展開する。
先に展開してしまえばクチートの倒せる範囲が広がる。
出てくるヒードランを分からせるめざ地。ギルガルドを始めとするゴーストに通るシャドーボール

ダウンロードでCが上がったポリゴン2の打ち合い性能は高かった。
PTに性質の違うトリル持ちを2匹入れることで、トリルクチートで崩す場合の選出幅が広がる。

トライアタックの仕様についてだが、2割で追加効果を引く確立決定の後に、やけど・こおり・麻痺の3つのうちから1/3で決定という順に処理されるため、相手に炎・氷・電気タイプが含まれている場合には実質的に追加効果を引く確率が落ちてしまう。



◼︎キノガッサ@襷
135-182-101-x-80-134
茸の胞子/種マシンガン/マッハパンチ/岩石封じ

上のそれぞれのポケモンたちの通りが悪い場合に通りを良くする駒であり、対面性能が高い。相手のガッサとゲンガーを考えて陽気。
ニョロトノと合わせてカバルドン入りを崩しに行く。
カバルドンフシギバナのような並びには他の駒がそれぞれ対応できる。

通りが悪い相手とは具体的に言うと、クチートを出す場合に障害となる炎の後ろにニョロトノの一貫を作り辛い駒がいる場合、例えば炎+水(例 ヒードランマリルリ)のような並びの場合に鉢巻ガブリアスキノガッサの通りが良くなるので選出段階で誰でどう削って、誰の圏内に入れるのかを考える。






選出回数(予選9試合+本戦3試合)

ニョロトノ 2/12
ガブリアス 5/12
クレセリア 7/12
クチート 11/12
ポリゴン2 4/12
キノガッサ 7/12



ぺも、同人誌勢、テコキオンも同じ構築で当日出て、それぞれ7-2、6-3、6-3とPTの出来は悪くないのだが選出から立ち回りがミスの許されないとても難しいPTになってしまったので数を回すか立ち回りを考えないと扱うのが難しい。


予選で負けた3試合は、

・晴れ下でクチートを後投げしたとき防音ユキノオーがせいちょうしてきて、めざ炎警戒でクレセリアに引いたらメガシンカして吹雪を打たれた試合

・どちらかさえなければ勝てたのに、ヘッド怯みと吹雪で凍りを引いた試合

・構築的にどうしてもきつい並び(カバルドンオーロット+ラッキー)に当たってしまった試合




主催のキツネさん、スタッフの方々や参加された皆さんお疲れ様でした。



Special Thanks
構築相談に乗ってくれた(@rudxwa19)