第2回あんこうオフ・第8回キツネの社mf使用構築 ボッサリューハッサクンマン


3/17に、第2回あんこうオフにスタッフとして参加してきました。
72人をブロック分けしてブロック上位2名が決勝トーナメント進出のシステムで
自分の対戦結果は予選の五十鈴ブロックを7勝1敗で1位通過した後、決勝トナメ2回戦で負けてベスト8でした。


以下構築詳細ですが、この構築を約2ヶ月に渡って使っていたので、この構築への自分の考えをまとめたのでかなり長い文章量になるかと思いますが、お暇な方はお付き合い下さい。


ちなみに、前回の社mfで使用した構築もこちらになります。結果やオフレポは、前回記事参照。




ボルトロス
155-x-90-177-100-179
10万ボルト めざ氷 電磁波 挑発

まず一致技で、高打点の10万ボルトは確定。
そしてめざパですが、初手のローブシンを考えてのめざパ飛行@飛行ジュエルも考えていたのですが、ガブリアスボーマンダカイリュー等の氷4倍組を上から叩けるのがこいつしかいなく、さらにめざパ飛行にするなら持ち物が飛行のジュエルになってしまうため、後述の電気ジュエルを持たせたかったため見送りました。やはり氷4倍組を上から縛れるのはでかく、めざ氷の方が活きた場面が多かったです。単純に電気技との範囲補完もある。
挑発は、この構築が辛い壁・トリル展開の展開阻害をするために入れました。挑発連打で退場からの後続の積み補助もできる。やはり化身ボルトロスの挑発は強かった。
電磁波は、死に際に入れて後続が有利に展開できるように入れました。もはやこいつの電磁波の採用理由は語るまでもない強さでしょう。この構築では初速が遅いポケモンが多く、電磁波からの展開も強かった。
電気のジュエルの理由ですが、この構築ではとにかく○○(ポケモンの名前)の〜(攻撃技)+○○の〜で相手を削り取る、ということが多いのですが、その際の計算に電気ジュエル10万ボルトがすごく入りやすいからです。そして、スイクンに瞑想を1積みされた場合、ジュエル10万+後続の先制技や上からの打点で処理がしやすくなることや、構築単位で若干重いブルンゲルに対して、素の10万だと呪われ再生で粘られますがジュエルにすることにより処理速度を格段に上げられます。
ハッサムスイクンのような並びに強くなれるこの枠はとても重宝しました。
耐久調整する相手もいないのでCS。




キノガッサ
139-200-100-x-80-119
気合いパンチ マッハパンチ 茸の胞子 身代わり

おそらくこの構築で最も選出しないであろうポケモン。だけどこいつを入れることによって、格段に相手の選出を絞れるようになるので、やはりこの枠はこいつしかいないなと思います。
主にドリュウズや、こいつで嵌められそうと判断した構築にしか出しません。
後述のマンムーのステロと合わせて、天候ダメやステロダメに気合いパンチを合わせて、ガッサ受けを過労死させた後、ガッサで抜く立ち回りがほとんどです。ドリュウズに対して強く出るためのマッハパンチ
HBエアームドを、きあP×2+マッパで確定で持っていけるため、ラッキー+エアームドの並びに強いのが魅力です。何より削りを意識したこの構築では気合いパンチがとても噛み合いました。
配分意図は、まずS調整から入って最速を取る意味がないと判断し珠ハッサムを意識した準速ハッサム抜きのポケモンを抜けるS119に設定。晴れにいるHBクレセリアなどをこれで嵌められるようになります。
そしてAラインなのですが、削るならきあP×2+マッパでHBエアームド確定のラインまで振ればキングドラをきあマッパ、ラティオスをきあP×2で処理できるのですが特にAを削ってまで上げたい耐久ラインがなく、A200にして残りを耐久に振ると、177化身ボルトロスのめざ氷を乱数で上2つ切って耐えることができるようになる上にポイヒの回復効率が良くなるので、この配分にしました。とにかく選出縛り性能が高い。



カイリュー
167-204-115-x-120-132
逆鱗 地震 神速 竜舞

技構成は、逆鱗 神速 竜舞まで確定。バンギラスヒードランニョロトノ等を意識した地震にしました。
バンギラスに逆鱗を打たないで突破できるのはとてもでかく、さらに削れたニョロトノにもゴツメを持っていた場合マルスケを潰すことなく突破できるのでとても使いやすかったです。
ハッサムナットレイを意識した炎のパンチにしなくても、後ろの珠ハッサムでこいつらを起点にできるため地震以外あり得ないと思いました。
対面性能の高さ、削り、抜き、さらに優先度+2の神速と、とてもスペックの高いポケモンだと再認識しました。
持ち物は見れる相手が広がり、削り性能が高い竜ジュエルに。ボルトロスの挑発から死に出し→耐久水を起点にそのまま舞ジュエル逆鱗で吹っ飛ばすこともできます。
耐久調整する理由がないのでAS。



ハッサム
146-200-120-x-100-117
バレットパンチ 虫食い 電光石火 剣舞

マンムーが呼ぶ鋼や、カイリューが止まる鋼を起点に舞います。ウルガモスボルトロスが重めなため、サブウエポンには電光石火。
カイリューorスイクンハッサムの並びで、拘ったキングドラに対してどちらかで少し削って、竜技か水技を拘らせてどちらかで起点にしてそのまま抜くというのがとても強かった。拘ってない珠グドラなら珠ダメで先制技圏内に入りやすく、物理グドラなら逆鱗を起点にハッサムで舞えるので雨に対してカイリューorスイクンハッサムと言う並びがとても強かったです。
マンムーカイリューorスイクン+珠ハッサムという出し方が雨に対して多かった。もちろんボルトロスキノガッサも雨に強いポケモンなので、雨に対する勝率は高かったです。
配分は破っていないパルシェンに上から虫食いを打つためと、ミラーを意識したAS。



スイクン
207-x-135-156-135-106
ハイドロポンプ 冷凍ビーム 瞑想 眠る

カバドリ、トノグドラどちらにも強い神ポケモンポリゴン2シャンデラのような並びや、HBクレセリアを始めとするこの構築の重いところを穴埋めしてくれている。瞑想1積みでキングドララティオスを冷Bで2発がとにかく強い。カバルドンも瞑想ドロポンで仕事をさせる前に潰せる。
この構築では、トリル三日月の舞クレセ+ローブシンのような並びがどうしても重かったのですが、クレセリアを起点に瞑想を積むことでトリル下のローブシンを処理もしくは後続の先制技圏内に入れることができるため、この型がこの構築にマッチしていた。
HS熱湯にすることで得られる利点は、対受けループ、S105-150にいるポケモンを抜ける(主にマンムーと身代わりヒードランがでかい)、命中安定打点の確保等がありますが、前述したことやローブシンウルガモスへの処理速度を考えてハイドロポンプ持ちのHCスイクンにしました。この選択は間違っていなかった試合がいくつもあったので、これで間違いないと思います。
配分はHCぶっぱ+無振り85族を意識したS4振り。DLよりも晴れクレセや同速などの無振り85族を取りました。



マンムー
185-200-101-x-80-132
地震 氷の礫 ステロ 吠える

ボルトガッサカイリューハッサムスイクンが重い、ボルトロスに強い貴重なポケモン。この構築では選出率がとても高いポケモンでした。
まず削りに使えて、一致技でもある地震は確定、この構築で重要である先制技であり、ボルトや竜に打点を持てる礫も確定。
ハッサムを始めとする、後続の打点補助のためのステルスロックも確定。 そして残り一枠ですが、構築上こいつの前で身代わりを残されたまま突破されると後続への負荷がやばいので、起点にならない吠えるを仕込みました。
吠えるを入れたことによりパルシェンも誤魔化しが効くようになり、さらにこいつに出て来て身代わりを張って来るクレセリアギャラドス等のポケモンにも弱くなくなります。ただ、化身ボルトロスの挑発→パルシェンの展開には注意が必要です。
基本的にあまりとっておかないで、ステロ撒いて吠えてがんがん切ります。こいつの呼ぶポケモンカイリューハッサムの起点になりやすいことが多く、マンムーカイリューハッサムの並びは基本選出と言ってもいいぐらい強かったです。性格は、氷柱張りを入れないことでキノガッサを抜く必要がなくなったので火力を上げる意地っ張りでの採用。
さらに、意地っ張りにすることによりS実数値132にすることで、キノガッサを意識したS135以上のポケモンかどうかを判別し、裏のキノガッサで起点にできるのかどうかと確かめることができます。水ロトムクレセリア等のSがガッサを抜いているかわからないポケモンに大してこのマンムーのS判別はとてもこの構築において重要だと思っています。



基本的にサイクルは回さずに、ばこばこ殴るだけです。選出画面でだいたいの試合の流れを把握して、一匹切って後続で起点にしたり、いかに相手を削りきるかということを考えて立ち回りました。
対戦中は、ダメージ計算と電卓を常にしていました。




以下 あんこうオフ簡易レポ
敬称略です。


マサヤ ×
ボルトロス スイクン マンムー
トゲキッス ポリゴン2 スイクン
(バンギラス ドリュウズ シャンデラ)

ぜったいれいどを、2連続で当てられて沈没。相手のスイクン自覚ありすぎわろた。負け



リョウ ◯
ボルトロス カイリュー ハッサム
ガブリアス ライコウ パルシェン
(ローブシン ハッサム FCボルトロス)

挑発ボルトでライコウに壁展開させないまま、カイリューハッサムパルシェンを処理して勝ち。




らん豚 ◯
マンムー カイリュー スイクン
バンギラス ボーマンダ スイクン
(ドリュウズ ウルガモス ナンス)

マンムーで削ってステロ撒いてカイリューで舞って逆鱗でそのまま全抜き。勝ち。



自粛 ◯
マンムー カイリュー ハッサム
ロトム クレセリア キノガッサ
(バンギラス ドリュウズ グライオン)

壁クレセ+ガッサでちょっと焦ったけど、珠サムで舞えるタイミング作って全抜き。勝ち。



めーぜん ◯
マンムー カイリュー ハッサム
ジバコイル カイリュー ミミロップ
(ウルガモス ソーナンス キノガッサ)

ミミロップ始動の起点構築。ミミロップがBに振ってたらしいが、ステロ入れた舞ジュエル逆鱗で飛んでいった。勝ち



こしあん
ボルトロス カイリュー スイクン
ローブシン スイクン クレセリア
(バンギラス ドリュウズ サマヨール)

バンギサマヨブシンきたーってずっと言ってた。トリルローブ警戒するが、ローブの処理を早い段階で出来て、カイリューで削ってスイクンで勝ち。



まさみん ◯
ボルトロス カイリュー スイクン
クレセリア キュウコン 化身ボルトロス
(ガブリアス パルシェン メタモン)

晴れ偽装してる、ボルトメタモンガブクレセ@2のあれと予想。実際その通りだったから、選出段階で思い描いていた通り勝てた。勝ち




いぐち ◯
ボルトロス カイリュー キノガッサ
メタグロス ローブシン ラティオス
(バンギラス ドリュウズ スイクン)

ちゃんと207-161でダメ計してからローブシンに舞ジュエル逆鱗ぶちかましてたはずなのに、ミリ耐えされて「!?」ってなりながらも相手のプレミに助けられて勝ち。ダメ計ミスってた。



決勝トナメ1回戦
vs南方 ◯
マンムー カイリュー スイクン
クレセリア キュウコン カイリュー
(キリキザン ビリジオン ローブシン)

途中、逆鱗圏内のスイクンと相手のスカーフカイリューの対面で、突っ張るそぶりを見せながら、逆鱗のタイミングでとっておいたカイリューを後出しして切って、温存していたマンムーの礫でカイリューを処理。キュウコンにもドロポン当ててくれて、ラストにクレセリアスイクン対面を作って勝ち。



決勝トナメ2回戦
vsかとぱん ×
マンムー ボルトロス カイリュー
ローブシン クレセリア ボーマンダ
(バンギラス ドリュウズ ブルンゲル)


絶対にブルンゲル来ると思って、ブルンゲルを上手く起点にしてカイリューで削ってやろうと試みる。そのブルンゲルにチキってトリルクレセローブのためのスイクンが出せなかった。ラストに、カイリューボーマンダの対面を作られて負け。スイクン出したかった...カイリュースイクンボルトロスだった。完全に選出負け。途中急所も当てたのに勝てなかったし、完敗。


ボルトロス 6
ハッサム 4
キノガッサ 1
マンムー 6
カイリュー 9
スイクン 4


あんこうオフに参加された皆さんお疲れ様でした。



なお、この構築を組むに当たって、ぱるうさんのマンムー入りボルトガッサを参考にさせていただいた上、本人にも構築の相談に乗っていただきました。
この場にて、お礼させて頂きます。
ありがとうございました。